6月13日(金)に開幕するサッカーW杯にロシア・ナショナルチームが出場するのは3大会ぶりです。3大会前といえば2002年、日韓共催のワールドカップだった年以来の出場ということになります。その時はW杯の舞台で日本とロシアが戦ったのです。今回は当時のことを思い出しながら書き出してみます。
開催国の日本はグループHに入っていました。同じグループHにはベルギー・ロシア・チュニジアが入りました。
当時私はロシア語学を研究する大学院生でした。友人たちに「日本vs.ロシア戦はどっちを応援するの?」とよく質問されたものです。「両方応援するよ」と模範的な返答をしていましたが、グループリーグが始まってロシアは初戦を勝利し、日本は引き分けていたので、最終的には日本を応援しました。(日本人ですしね…。)
日本とロシアが直接ぶつかることになったのはグループリーグ第2戦です。後半5分、日本はMF稲本のゴールで1点を挙げ、何とかその1点を死守。ロシアに勝利しました。日本はこの勝利がサッカーW杯での初勝利でした。日本は歓喜に沸きましたが、ロシアでは一部のサポーターが暴徒化して自動車に放火したり、日本料理店を破壊するなどの混乱が起きた記憶があります。
最終的にロシアはグループリーグ1勝2敗で決勝トーナメントに進めませんでした。日本は2勝1分けで決勝トーナメントに進み、初戦でトルコに0-1で敗れてベスト16に終わりました。
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今回のW杯では日本がグループC、ロシアがグループHに入りました。もしも両国が再び対戦するとしたら決勝トーナメントの準決勝戦か決勝戦ということになります。そこまで日本・ロシア共に勝ち進むとよいですね。期待しながらW杯を楽しもうと思います。